リンパって何?②
2023/01/11
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こんにちは(*^-^*)
この図、もう見飽きたという方、何回も出しますよ(笑)
この緑の線と豆のような緑のふくらみ。この図を何度も見てイメージしてくださいね(^^)/
今回は【リンパの流れ方について】
皆さんはリンパはどのように流れていると思いますか?
下から上?
ざっくりと言えば間違いではないですが、リンパは鎖骨下静脈というところに向かって流れています。鎖骨下静脈は上の図でいうと鎖骨あたりにある青色の部分です。この鎖骨下静脈ですが右と左の流れ込んでくる量の割合に違いがあります。
まず右側ですが右の上半身の分だけで下半身と左側の上半身はすべて左の鎖骨下静脈に流れていきます。
かなりの左右差ですね!!!
あと大切なもの。それはリンパ節です。上の図の緑の豆のような所です。
リンパ節はたくさんあるのですが今回は主要なリンパ節だけご紹介♪
まず、下から膝窩リンパ節(膝裏)、鼠経リンパ節(脚の付け根部分)、腹部リンパ節、腋窩リンパ節(脇部分)、鎖骨リンパ節、頚部リンパ節
★腹部リンパ節 お腹の真ん中あたりに乳び層というものがあり、下半身のリンパが集まるとても大切な所です。この乳び層から胸管に入り鎖骨下静脈に入る。
むくみが酷く脚のリンパをしっかり流しても直ぐにむくむ場合は乳び層のあるお腹のマッサージが有効です(^^)/
次に浅層リンパと深層リンパって聞いたことありますか?
まずリンパ管は毛細血管のように細い管からだんだん太いリンパ管になっていきます。山から流れてくる細い水がだんだん大きな川になるイメージです。
この毛細リンパ管は納豆の糸くらい細いと言われています。その次に前集合リンパ管という少し太くなったリンパ管に入ります。この前集合リンパ管から先のリンパ管には弁がついていてリンパ液が逆流しないようになっています。そこから浅集合リンパ管になり最終的に深集合リンパ管となります。
リンパ節は一番下の部分の深集合リンパ管にしかないんです!この深集合リンパ管は筋肉の周辺や筋肉の中にあるので体の深いところにあるので深層リンパといわれています(*^^*)
この一番下の部分のリンパの流れが悪いと上にある浅層リンパもしっかりと流れてきません。
皮膚の下にある浅層リンパに流れている割合は約6パーセント、筋肉、関節などにある深層リンパに流れている割合は約94パーセントなのでこの深層リンパがとっても大切です。
入浴やセルフケアで流せるリンパは浅層リンパなので筋肉周辺にある深層リンパを流そうと思ったらやはりプロの技術が必要です。
リンパの流れる速度は浅層リンパでは12時間~24時間というとってもゆっくり流れていますが深層リンパはその10倍くらいの速さで流れています。これはなかなか知られていないことですね。
もともと人間には自然にリンパを流す事ができていましたが生活習慣やストレスなどの原因で滞りがおきて自分で流す機能が衰え流れが悪くなってしまいます。
私達セラピストはこのもともと備わっている自分でリンパを流す機能の手助けとしてリンパマッサージをしています。
①リンパ節の掃除(リンパ節は細菌の死骸や余分な脂肪などをろ過していくフィルターの役目
ゴミがたくさん詰まっている管にあるフィルター(リンパ節)をお掃除して流れやすくしているイメージですね(*^-^*)
少しイメージしてくださいね。管の中にあるフィルターにゴミがたくさん溜まり目詰まりを起こしているのでその管を通過するリンパ液が流れにくくなっている状態です。
②流れる道を作る
フィルターのお掃除ができたら今度は流れる道を作る
③ポンプ作用を使えるように筋肉を正常な状態にもどす
固まって動きが悪い筋肉を柔らかく正常にもどしていく
この3つの目的で私たちはリンパトリートメントをしています。
リンパの流れが悪いから全てセラピスト任せにしていると本来の機能が低下したままになってしまいます。
不調になったから病院に行くイメージではなく定期的なメンテナンスとしてリンパトリートメントを受けるのが健康と美容にとってベストですね。
不調を放置すると正常な状態に戻すのに時間もお金もたくさんかかってしまいます。
今からお手入れ始めましょう!
今回は以上です。
次回はこの続きリンパ&筋肉
ではまた~